脳科学に基づく6つの勉強法

1. やる気スイッチは脳の側坐核にあり 勉強する時はなかなかやる気が出ないものです。 どこかにやる気スイッチがあればなぁ… と思ったことある人いませんか。 実は誰もがやる気スイッチを持っているのです。 では何処にあるの? […]

脳科学に基づく6つの勉強法

1. やる気スイッチは脳の側坐核にあり

やる気スイッチは脳の側坐核にあり
勉強する時はなかなかやる気が出ないものです。

どこかにやる気スイッチがあればなぁ…
と思ったことある人いませんか。

実は誰もがやる気スイッチを持っているのです。

では何処にあるの?という話になります。

1.1. やる気スイッチの場所

それは脳の深部にある側坐核という部分です。

この側坐核を刺激することで、人間はやる気を起こします。

でも、ここに刺激を与えるにはどうしたらいいでしょうか。

やる気スイッチですから、スイッチを押さなければなりません。

押すためにはどうしますか?まずは動きましょう。

寝転んでいるなら、起き上がります。
ゲームをしているならゲームの電源を切ります。

そうすることで次の行動に移る気持ちがわいてくるはずです。

たとえ嫌々でも、まず行動を起こしてください。

勉強のやる気スイッチを押すためには、勉強に関係するものを触ることから始めるといいでしょう。

2. 勉強をやるならいつが良い?

勉強をやるならいつが良い?

2.1. 勉強するとは

勉強をするという行為は記憶するということです。

この「記憶する」ということも、脳科学を知っていれば効果を上げることができます。

「記憶する」という作業をするとき、脳ははいろいろな段階を踏んでいます。

短い期間で覚えることや長い期間で覚えることなど、それぞれ違う仕組みで記憶は形成されます。さらに、こうした記憶には、定着させる作業も必要なのです。

脳はどうやって記憶を定着させているのでしょうか。

それは、あなたが眠ることで完成するのです。
眠っている間にも脳はしっかり活動しています。

その活動こそが「記憶を定着させる」というものなのです。

なので、いくらたくさん勉強をしても、眠らなければ勉強したことは記憶されないということになります。

2.2. 記憶の忘却スピード

しかし、人間の脳は1回覚えたからと言って翌日も完璧に覚えている!なんてことはできません。

エビングハウスの忘却曲線というものがあります。
(詳しく知りたい人は こちら をご覧ください。)

これはドイツの脳科学者によって、発表された人間の記憶の忘却スピードを現したものですが、人間は新しいことを覚えた24時間後には覚えた記憶のおおよそ70%も忘れ去っているのです。

2.3. 結論 いつがベストタイム?

では、寝てる間に記憶が定着するなら夜寝る前に新しいことを覚えたほうがいいんじゃない?

と思われがちですが、私は朝一で覚えることをお勧めします。

【朝勉強する7つのメリット】でもご紹介しましたが、朝起きてから2~3時間が勉強のゴールデンタイムと言われています。

よって、朝勉強で新しいことを記憶し、寝る前に復習。寝ている間に定着。翌日の朝勉強で軽く復習すれば、かなりの記憶量を保持できるはずです。

3. テストをうまく使おう!

テストをうまく使おう!

テストの何が脳科学に基づいているのか、と思うかもしれませんが、実はテストは偉大なる勉強法の一つです。

理由は簡単。

もしテストをしないで記憶や復習だけを続けた場合、脳は弛緩した状況の中での情報のインプットとアウトプットだけになり、脳の活動効率が下がると言われています。

やはり、時には刺激を与えなければ脳も錆びてくるということです。

そこでテストをうまく活用し、脳に刺激を与えるのです。

テストは、塾や予備校などの模試を利用しても良いですが、自宅でもできます。

ただし、脳の活性化のために、本番となるべく同じ環境(家の中でも部屋着ではなく制服のままや外出着に、飲み物は飲まない、少し部屋の温度を低くするなど)で行ってください。

テストをすることにより、実際に近い緊張感、限られた時間の中で解くことによる自分の苦手分野・得意分野の明確化もできます。

4. 部屋を変えよう!

部屋を変えよう!

勉強をする時に、いつも同じ部屋で行っていないでしょうか?

人間の脳は物事を記憶する時に、ほかの物事や感覚と結び付けて記憶していきます。

例えば、子供時代にお母さんと遊園地で遊んでいた思い出を振り返ると、その時のお母さんのの着ていた洋服や匂い、また背景に流れていた音楽まで思い出したり、お線香の匂いやを嗅いだ時、おじいちゃんおばあちゃんの家を連想したこと無いでしょうか。

それと同じで、いつも同じ部屋で勉強をしていると、知らず知らずのうちに勉強内容とその景色がリンクし、その部屋でないと内容を思い出せないということになります。

対策方法は簡単で、普段自分の部屋で勉強をしているならリビングだったり違う部屋で勉強をしてみてください。

たまには図書館もいいでしょう。強制的に部屋を変えることで、勉強内容がしっかりと脳に定着します。

5.勉強のインターバルと記憶の定着

勉強のインターバルと記憶の定着

5.1. 人間の集中力は何分続くのか

人の集中力は最大で90分しか続きません。

よく「自分は一日12時間勉強している」などと言う人がいますが、科学的に12時間ずっと集中して勉強している状態などあり得ません。

ですから、自宅で勉強する場合は90分と時間を決めてその間は集中力を高め、しっかりと休憩をとることが大切です。

つまりだらだら長くやってもなんの意味もないのです。

5.2. 記憶の定着には時間が必要

インプットした情報を脳に記憶させるには、何も情報を取り込まない時間、というのが必要です。

一番良いのは本当に何もせず目を閉じてぼーっとすることです。

瞑想にちかい感じですが、とにかくひたすら何もせず脳をリラックスさせ 【無】のイメージです。

勉強の合間にスマホをいじる人がいますが、これはよくありません。

スマホには様々な情報が入っていますから、記憶を定着させるのに邪魔になります。

この方法はあの将棋名人、羽生善治さんも実践なさっている方法で、情報をインプットしたらそれを脳に整理させる時間が必要なのです。

6. 短期記憶を長期記憶に

短期記憶を長期記憶に

記憶というのは大きくわけて短期記憶と長期記憶に分けられます。

短期記憶というのは比較的短時間で終息してしまう記憶のことで、長期記憶記憶というのは比較的永続的に記憶しておける記憶のことを指します。

短期記憶へはすぐに転送されますが、重要なのは短期記憶から長期記憶へ転送する方法です。

それは、復習を行うこと。
つまり、反復するという事です。

反復して覚えることはどの教科においても必要不可欠。
復習を行うことで長期記憶へと転送されるのです。先ほどご紹介しましたが、エビングハウスの忘却曲線では時間が経つにつれ記憶は忘却していくとお話ししましたが、復習すれば記憶は保持されます。

復習せずに放置した場合、記憶はすぐ終息してしまいます。

例えば、逆上がりが初めてできたのに、次の日やったら出来なくなっていたり、100個の単語を一日で覚えても翌日に半分程忘れているようにすべて一日で記憶するということは出来ません。

毎日コツコツと学習や練習をしていくことで、長期記憶へ転送されより長く記憶出来るのです。

ここでは…

・やる気スイッチは脳の側坐核にあり
・勉強をやるならいつが良い?
・テストをうまく使おう!
・部屋を変えよう!
・勉強のインターバルと記憶の定着
・短期記憶を長期記憶に

上記6つの脳科学に基づいた勉強のノウハウをお伝えしました。
勉強の参考にしてみてください。
勉強は脳で行うものですが、まずなんでも良いのでやってみる。
行動に移すことが一番大事なことなのかもしれませんね。